「リビング横に配した小上がりの和室は自分たちのライフスタイルをよく表したくつろぎの空間だ。家族や友人みんなでテーブルを囲めるような笑顔が生まれる間取りを実現した」
白と藍色系を組み合わせた外観は、「周囲に目印がないので、落ち着いているけれど
遠くからでもわかる色を選びました」とご主人。
見た目よりも実用性――。家づくりを進めるにあたって、平川様ご夫妻がもっとも大切にしたのは「自分たちのライフスタイル」でした。それをよく表しているのが、リビング横に配した二間続きの小上がりの和室です。最初はスキップフロアがあるオシャレなリビングも考えたものの、親族や友人といった来客が多いことを踏まえて大きなテーブルをみんなで囲めるような、くつろげる空間をつくったのです。
「お客さんが泊まるときは、仕切れば独立した和室になります。普段は子供の遊び場やお昼寝スペースに重宝していますよ。二間合わせて9畳と広いので、のびのびと遊んでいます」と奥様。和室とLD全体を見渡せるキッチンの配置は、家事をしているときでもお子様と向き合って会話ができるようにするため。キッチンの背後に浴室や洗面室など水回りをまとめているので、家事動線もスムーズです。
土間収納からも出入りができる玄関ホール。土間の靴を置く棚は可動式だ。来客時は戸を閉めてしまえば玄関回りはすっきり。(写真左)
誰かが入浴中でも洗面台が使えるように脱衣室と洗面室の間に引き戸を設けた。外で遊んで泥だらけになったら勝手口から手洗いや風呂へ直行。(写真右)
「明るく温かい家にしたかった」というご夫妻はナチュラルな色合いの床や梁にベージュの壁紙をセレクト。テレビ台の壁には部屋の湿度を快適にする壁材「エコカラット」を設置。ニッチには季節に合わせた人形や雑貨を飾って楽しんでいる。
キッチンの横にダイニングを置くことで食事の用意や後片付けの動線がコンパクトに。キッチンカウンター下のニッチは調味料の収納に便利。
6畳の和室は3枚引き戸を閉めても、左の引き戸から出入りが可能。3.8畳の和室の奥には階段下を利用しておもちゃの収納スペースをつくった。
一方、2階には雨や風の強い日に洗濯物を干すためのフリールームをつくりました。以前住んでいた集合住宅で室内干しのスペースがなく困った経験から、絶対に欲しかったと奥様は言います。今までの不満を解消するように計画していくことも、実用性の高い家づくりには重要です。
随所にこだわりが散りばめられた平川様ご家族の家ですが、最初ははっきりとしたイメージがありませんでした。しかし、漠然とした希望をビルダーのエスホームに伝えて図面に起こし、その図面を元に打ち合わせを重ねるうちに、自分たちが求めているものが具体化していったと言います。
「家が完成したとき、初めて入ったのに不思議なほどしっくりとなじむので驚きました。僕たちが納得するまで、エスホームさんが根気よく相談にのってくれたからこそ、理想通りの居心地の良い家ができたんです」と笑顔のご主人。実は、ご主人はピザづくりの名人。庭にお手製のピザ釜を置き、友人を呼んでピザパーティーをするために今はウッドデッキの設置を計画中です。新しい家でピザの焼けるニオイとたくさんの笑顔に包まれて、平川様ご家族はにぎやかに年を重ねていくことでしょう。
アーチ型の入口から階段を上がって2階へ。ホールはピアノが置けるように床を補強し、階段の腰壁にはご主人の希望で本棚を設置した。右の棚付き納戸はフリールームに抜ける廊下の役割も担う。
主寝室、二つのバルコニー、納戸と4ヵ所に通じているフリールーム。南向きで陽当たりも良く、空をイメージさせる天井のクロスがさわやか。
二つ並ぶ子供部屋は壁で仕切る代わりに梁を渡してブランコを設置。お子様が小さいうちは遊び部屋として広く使い、成長したら壁を設ける予定だ。
主寝室は濃い色の床で落ち着いたトーンに。服を収納しているウォークインクローゼットはアーチ型の入口にして扉を開ける手間をカット。右の引き戸はフリールームに続いている。
西村社長(後列)と平川様ご家族。「毎月の見学会も広さや高さの感覚を知ることができてとても参考になりました」と奥様。
構造:木造
延べ床面積:149.06㎡
階数:2階
会社名:株式会社エスホーム
所在地:栃木県宇都宮市平出町3563-3
連絡先:028-613-6606
FAX:028-613-6616
メール:mail@shome.co.jp