ご主人とお子様がアレルギー持ちだというK様ご家族。対策として壁の中を空気が流れる工法にすることで、湿気や熱気が家にこもらず、カビやダニの発生を抑えた家づくりを行いました。
玄関ドアの先に広がるゆったりとした空間。明るく開放的な玄関ホールはT様ご夫妻のお気にいりの場所です。「帰るとホッとする広い玄関にしたかった」とご主人は言います。
腰壁風のクロスをぐるりとめぐらせ、奥様あこがれのカフェ風に仕上げたLDK。15畳と標準的な面積だが、家具の配置がすっきりとしていて自由に使えるスペースが多い。食事は、普段はソファの前のテーブルでとり、大勢で集まるときは、キッチン横のスペースにテーブルを追加する。「ラーメンのときは、お店みたいにカウンターで気分良く食べています」と楽しみ方はいろいろ。
新建材を使った家には興味がなかったというご夫妻。構造材や内装材はすべて京都産の国産無垢材を使用しました。床をはじめ「まるで森林浴をしているみたい」と奥様は語ります。
家を建てる前は、ついデザインや、性能に目が行きがちな家づくりですが、住んでみて感じる使いやすさという点についても気を付けたいところです。今回は収納動線の工夫によって、家を建てた後も快適に暮らすご家族をご紹介します。
奥様が重視したのは、デザイン性より家事動線を考えた実用的で暮らしやすい家です。以前住んでいたというアパートの不満を解消し、グッと家事が楽になりました。
39㎡のLDKの中心で、一際目を引くフルオープンキッチンはご家族の憩いの場。南側の大きな窓から明るい光が降り注ぎ、東西に窓を設けているので風通しも良い。ライトメイプルの床材は幅広のものを見つけて即決。