和風建築は奥様のあこがれ。子供が巣立ち、夫婦二人の暮らしになったときをイメージして、落ち着きのある家を求めた。LDKの内装は、和室の照明に合わせて、自然なダークブラウンと柔らかな白でまとめた。フローリングは、古木の雰囲気を出すために色ムラのあるタイプを採用。
シンプルなホワイトの空間に集成材を採用した梁がよく映える。吹き抜けが高く広い分、屋根裏を補強することで建物の剛性を高めた。2階の子供部屋の窓を開け放てばつながりのある空間に。
「ダイニングテーブルはマホガニー。一目惚れして買いました」と、無垢材の風合いが大好きなご夫妻。内装は、木の柔らかさとスチールの硬質感が絶妙にマッチしたモダンな仕上がりになった。1階の床材は、床暖房対応の合板フローリング。
ギリギリまで高くした天井に梁現しを施し、開放感を実現したリビング。床のウォールナットと塗り壁の白は、家全体のテーマカラーにもなっている。ハーフ畳がモダンな印象の和室は、窓のある間仕切りを使い、閉め切っても圧迫感を感じさせない。