1階と2階で住み分ける形で間取りづくりをスタート。平日はほとんど顔を合わすことはないですが、玄関が共用なので一緒に暮らしている感覚もある、ほどよい距離感が心地いい。
仲の良いT様ご家族。それぞれのプライベート空間はしっかり確保しつつも、リビングや水回りは一緒に使う、完全同居スタイルの二世帯住宅を建てました。
ご夫妻とご長男が暮らす2階LDKは特注の大きな窓を設置した。四季折々の窓からの景色を楽しむため、ソファの位置や向きを時折変えている。
お互いに気をつかわずに暮らせる動線を意識したという間取りの二世帯住宅。息づかいを常に感じながらもプライバシーを保てる空間づくりに成功しました。
M様ご夫妻と二人のお子様、ご主人のご両親が集うLDKは広々空間。内装はナチュラルウッド調と白で統一した。梁と平行に配置したダウンライトは見た目のバランスも美しく、数を多めにしたことで明るい。テレビパネルのエコカラットは調湿効果を狙ったもの。
リビングはもちろん家全体の天井を約30cm、階段2段分ほど高くしたことで開放感と広さを実感できる。キッチンカウンター上部にある五十崎様お気に入りのペンダントライトは、寂しくなりがちなキッチンのアクセントにもなっている。
奥様のご両親とともに暮らすご一家。居住スペースは分けているが、行き来は頻繁でほぼ共同生活となっている。「家事分担など決めごとはありません。できる人ができることをできる範囲でやっています」と奥様。6人が集う2階LDKは20畳。モカの床と紺色の壁で引き締めた。
「お互いのライフスタイルを変えないことが第一」と語るご主人とご両親の二世帯住宅。大人数が集まれる空間と、プライベートな空間の両方を確保した間取りにしました。
39㎡のLDKの中心で、一際目を引くフルオープンキッチンはご家族の憩いの場。南側の大きな窓から明るい光が降り注ぎ、東西に窓を設けているので風通しも良い。ライトメイプルの床材は幅広のものを見つけて即決。
理容室を営む矢島様の家は店舗付き住宅。キッチン横の引き戸が店舗への出入口となっている。南向きのLDKは、白のクロスとさわやかな茶系の床で、明るさをそのまま生かした。建具は基本的に木目調だが、収納のみクロスの白と合わせ、壁に見立てることですっきりとした印象に。
ダイニングの上部を吹き抜けにしたことで開放感が感じられる。スキップフロアや2階へ声が届くほか、風通しの良さにも一役買っている。スキップフロア下の収納スペースには、キッチン側、ダイニング側、ご両親のスペース側からも入れるので便利。