うららかな光がたっぷり入るLDK。奥のキッチン横から洗面脱衣室~浴室~廊下へと出られる動線。キッチン前の造作カウンターはお子様二人が並んで勉強できるような寸法に。カウンター前は将来、ダイニングテーブルを置けるようスペースにゆとりを持たせました。
トーンを落とした目に優しい白のクロスと、無垢のカエデを表面に張ったナチュラルなフローリング。キッチンのレンガ調クロスと4連のペンダントライトがかわいらしさを出している。
新築をお考えの方、収納はスペースがたくさんあれば便利だ、という単純な話ではありません。使うときにすぐに取り出せ、使い終わったらきちんとしまえる場所があることこそ「便利」。収納を計画する際のポイントを紹介します。
和室とひと続きにもできる広々LDKには、玄関からまっすぐの廊下経由、スイッチングルームとして稼働する和室経由、お風呂へも直結する洗面脱衣室経由と、玄関からの動線を3つ確保。自由度の高い動線は、ご長男とご主人の追いかけっこ遊びにも活用されているのだとか。
パインの無垢床、白木や塗り壁風のクロスでかわいらしく仕上げたLDK。白ベースの壁に淡いパステルブルーのリビング扉でアクセントをつくったところがポイントです。
家を建てる前は、ついデザインや、性能に目が行きがちな家づくりですが、住んでみて感じる使いやすさという点についても気を付けたいところです。今回は収納動線の工夫によって、家を建てた後も快適に暮らすご家族をご紹介します。
奥様が重視したのは、デザイン性より家事動線を考えた実用的で暮らしやすい家です。以前住んでいたというアパートの不満を解消し、グッと家事が楽になりました。
無落雪住宅とは、屋根に雪を載せたまま自然処理する住宅です。万が一、大雪で雪下ろし作業が発生しても、フラット屋根のため危険性が軽減されます。北国にお住いの方はこれからの家づくりの参考になること間違いなし!
自然な木目と、海をイメージした青で西海岸風にまとめたLDK。大きな掃き出し窓は一つだが、キッチン背面上の窓から光が入り明るい。キッチンカウンターとテーブルの間の柱は構造上必要なもので、アクセントになるようにあえて太くしたところ、時計がぴったりサイズに。
リビングはもちろん家全体の天井を約30cm、階段2段分ほど高くしたことで開放感と広さを実感できる。キッチンカウンター上部にある五十崎様お気に入りのペンダントライトは、寂しくなりがちなキッチンのアクセントにもなっている。
天井のクロスから床材まで白で統一したリビングは、K様ご夫妻とお嬢さんのくつろぎの場。こまごまとしたものはすべて造り付け収納におさまっているので、家具はTVボードとセンターテーブルのみですっきり。TV上の大きな窓からは朝日がさんさんと降り注いでまぶしいくらいなのだとか。
陽当たりが良く、明るいリビングはK様ご家族のくつろぎの場。「ダークブラウンが好きなので、建具やカーテン、ソファなどは統一し、壁や天井のクロスはそれが映える白にしました」とご主人。また、“使う物を近くに、分類して収納”を徹底してすっきりと。
「雑貨で飾っていきたい」と奥様が夢を膨らませるかわいらしいLDK。アンティークな二つのドアの裏は通路になっており、お風呂前にご主人とご長女でぐるぐると追いかけっこをするのが恒例になっている。内装は、抜群の陽当たりを生かすために白でまとめており、14畳の空間がより広く見える。
和やかな休日を過ごす佐藤様ご家族。室内は白を基調としているが、床材はナチュラルウッドなカラーを選ぶことで温かく落ち着いた空間づくりに成功した。ダイニングにも物入れを配するなど、収納スペースも多めにつくるように意識。
「片付けが苦手」「収納がヘタ」ーそんなお悩みをかかえた奥様たちって、実は多いんです。イエマドが全国の主婦500人にアンケートをとったところ、なんと、4割もの奥様たちに片付けの苦手意識が。そこで本特集では、「美的収納」で有名な草間雅子先生に、家づくりに役立つ「片付けテク」や「収納のイロハ」を伝授していただきました。 構成・文◎鈴木キャッシー裕子