最近話題になっているゼロエネルギー住宅“ZEH(ゼッチ)”気になるけれどいまひとつイメージをつかめない、という人も多いのでは?「省エネ住宅とどう違うの?」「どうやってエネルギーをゼロにするの?」
そんな疑問に答えるべく、子育て世帯が急増する茨城県南部の住宅会社「アルルホームズ明るい株式会社」が期間限定でモデルハウスを公開しています。エネルギー面はもちろんのこと、健康や時間の使い方にも配慮した、 工夫がもりだくさんの家を見せていただきました。
家族をつなぐ開放的な吹き抜け。(写真右) 玄関ドアの前に、往来からの視線を防ぐ目隠し壁を設置。(写真左)
屋根の形を生かした隠れ家風の小屋裏収納。2階から小屋裏収納へは固定階段で。
ポイント1 水も空気も安全なものを
飲むのはもちろん、入浴にも洗濯にも安心な全館浄水システムを標準装備。また、健康に配慮したFFC免疫テクノロジーを活用した特別な建材を使用し、安全な空気の中で過ごせます。
ポイント2 室内ファンで窓を開けずに風を感じる
せっかくの高気密高断熱の家なので、真夏と真冬は窓を開けない暮らしを想定。天井のファンで空気の対流をつくるので、室内は四季を通して快適です。
ポイント3 遊びの空間で心も豊かに健康に
クロスや建具で雰囲気はガラッと変わるもの。寝室など、ごくプライベートな場所で遊んでみるのも楽しいでしょう。また、ちょっとした隙間の空間にひと手間加えることで遊び心のあふれる家になります。和室で玉砂利の坪庭を楽しんだり、玄関でボルダリングに挑戦したり、家にいる時間が何倍も楽しくなります。
ポイント4 吹き抜けのリビングで開放感
限られた面積で明るさを確保し開放感を出すには、吹き抜けが効果的。ひさしなどの長さを計算することによって、夏と冬の太陽光も調節できています(パッシブ構造)。また、リビングと階上のつながりをいつでも感じることができ、「家族一緒」の安心感があります。
リビングをより広く見せるため、キッチンの天井はあえて濃い色に。
2階の採光窓はFIX窓。室内の空気の流れはファンでコントロールする。
玄関の壁はボルダリングの練習場。子供とパパとで体力づくり。(写真右)
枚開き戸の吊り押入れは朱色でモダンに。下に玉砂利を敷きつめて和の風情を楽しむ。(写真左)
シックで落ち着いた寝室は毛皮柄のクロスで冒険。
ポイント1 洗濯が大変だから勝手口よりも洗濯口
家事用の出入口といえば勝手口。でも、たとえば洗濯物を外に干すと想定すると、ランドリーとテラスをつなぐ出入口も便利! ゴミ出し専用になりがちな勝手口で迷っているときは、他の場所で考えてみるのもおすすめです。
ポイント2 家族の様子が見渡せる対面キッチン
「ちゃんと宿題しているかな」「危なくないかな」。子供が小さなうちは常に目を配らせていたいもの。1階をすみずみまで見渡せる対面キッチンは子育て世代にとって外せないアイテムです。対角に置いたリビングとのほどよい距離感も確かめて欲しいポイント。
ポイント3 収納は使い勝手が大切
収納は、大きさに目がいきがちですが、実際に使うときのことをイメージするのが大事です。棚の奥行きは、物を奥に押し込めない浅めが便利。小さな子供が自分で片付けるのにもおすすめです。小屋裏収納は大きな荷物を入れられるので人気ですが、荷物が大きいほど通路はしっかりしたつくりが必要。固定の階段がベストです。
ポイント4 玄関を入ったらすぐトイレ
小さな子供だと「ただいま! トイレ!」はよくあること。玄関のすぐ脇にトイレがあれば子供も大人も安心です。手洗い器はトイレとは別個に玄関脇に置くことで、汚れを落としてからリビングに入ってもらえます。
キッチンのキャビネットはぜいたくな手ざわりの合皮製。色は天井のクロスに合わせてダークブラウンに。キッチン横にはスタイリッシュな「見せる収納」。
キッチンから水回りに続く便利な動線。
ランドリールームから干し場のテラスに出られる。
寝室のウォークインクローゼット。明るさも使いよさの理由。
玄関ホールのすぐ脇に手洗い器とトイレを設置。
じわじわと人気が高まっている男子用便器。
ポイント1 パッシブ構造で自然の光を生かす
パッシブ構造とは、電気や機械の力に頼るのではなく、光や風をそのまま利用する設計のこと。ひさしやバルコニーの長さを計算することで採光を調節し、無駄に冷暖房を使うことなく、夏は直射日光を防いで涼しく、冬は室内の奥まで届く光でポカポカと過ごせます。
ポイント2 “ZEH”で目指すは光熱費0円!
ゼロエネルギー住宅の“ZEH”はこれからの家づくりのスタンダード。太陽光発電でつくった電気で家じゅうの消費電力を賄います。管理システム“HEMS”がエネルギー収支を見える化しています。余った電気はもちろん売電。環境にも家計にも優しい家です。
屋根にはZEH住宅に不可欠な太陽光発電が。8kwの大容量を搭載。
バルコニーの幅とひさしを長くとって夏の直射日光を防ぐ。日差しが傾く冬は室内の奥まで明るい。
政府が推進する「ZEH」とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略で、ゼッチと読みます。「つくるエネルギー」と「使うエネルギー」の差し引きが0、もしくはつくるエネルギーのほうが多くなるようにプランされた家で、太陽光発電などでエネルギーをつくると同時に、気密性や断熱性を今よりも高めることで省エネを実現します。
このZEH住宅を、政府は2020年までに新築住宅の標準にすることを目指しています。ZEH住宅の認定を受けるには、一般社団法人環境共創イニシアチブに登録した「ZEHビルダー」で建てることが条件となります。
ZEH住宅に義務付けられているエネルギー管理システム「HEMZ(ヘムス)」。発電量や、設備や家電ごとのエネルギー消費量をモニタリングでき、収支だけでなく、電気の無駄づかいや消し忘れなどもひと目でわかる。
場 所:茨城県牛久市ひたち野東5-11
アクセス:ひたち野うしく駅より徒歩3分
ひたち野牛久ワンダーグーさんの裏の辺り
アルルホームズ明るい株式会社
《本社》
茨城県つくば市春日2-18-8
[TEL]029-863-6188
[FAX]029-863-6178
《龍ヶ崎サテライトステーション》
茨城県龍ケ崎市米町4011-3
[TEL]0297-85-3039
メール:akarui@arle.co.jp
[工 法]
木造在来軸組工法、FFC免疫仕様、省令準耐火仕様
[見学会]
完成見学会、構造見学会、家づくり勉強会
[金 額]
35坪1426万円(税込)
[工 期]
3ヵ月
[保険・保証]
工事中の完成保証、地盤保証、住宅瑕疵担保責任保険
[アフター点検]
6ヵ月、1年、2年、5年、10年