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犬も飼い主も超リラックス自然が癒すトリミングサロン

認定動物看護師の資格を持ち、自宅近くにトリミングサロン『haco』を開業した。家と仕事場が近くなり、理想の生活を送ることができるようになったという。「好きなことを好きなようにしてもらいたいと思っていたので、良かったです」とご主人も独立を喜ぶ。
2018.09.13/イエマド編集部

快適さと安全性を重視した熟練トリマーならではの知恵

肉球をかたどった採光窓がかわいらしいカフェのような外観。「まだ看板がないのですが、この窓を目印に来ていただいています」と藤岡さん。

「たとえば心臓の悪い子(犬)だったら室温やシャワーの温度を低めにするとか、関節の悪い子だったらなるべく足を上げないとか、動物看護の経験を活かして仕事をしています」。

藤岡さんは長年、動物病院の専属スタッフとして勤めたベテランのトリマーさんです。元気なワンちゃんはもちろん、病気などストレスを抱えた子でもリラックスしてトリミングを受けて欲しいと、戸建の個人サロンを開業しました。

11畳の広々としたトリミング室に施術台が2台。大きな窓の外にはのどかな風景が広がり、室内は虫の声しか聞こえてきません。自然の静けさの中でお手入れが始まると、怖がりの子でもウトウトしだすのだそうです。

大きなガラスにこだわった玄関ドアは木製の一枚扉(雪国仕様)。経年変化があるため、後々の塗装が必要だが、それがまた味わいになっていく。「最終的にはブルーに塗るのが楽しみです」。(写真右)

板を張り合わせて凹凸をつけた壁も横尾建設の手づくり。「ここは横尾さんの一番の腕の見せどころ。窓枠の部分が難しかったのですが、いろんな幅の板をたくさん用意してくださったので、その中からちょうどいいものを選ぶことができました」。(写真左)

明るく清潔感のあるトリミングルーム。カット中のケガを防ぐため、光量と壁色に配慮するなど安全性を徹底した。おしっこ対策のためのタイル腰壁や、シャンプー台回りの腐食を防ぐキッチンパネルなど、長年の経験から生まれたアイデアが詰め込まれている。

万が一、ワンちゃんが台から下りてしまった場合でも部屋の外に出にくいように、扉はすべて内開きになっている。床は水に強いクッションフロア、壁クロスは消臭機能付き。

リラックスモードでカット中。終わった後は藤岡さんお手製のリボンやチョーカーでかわいくコーディネート。ワンちゃんたちのカットコレクションはインスタグラムで見られる(@trimming_salon_haco)。

写真左は陽当たりのいいランドリールーム。「使うタオルは、秋田犬など大型犬だと10枚くらい、小型犬でも多頭飼いの場合だとかなりたくさんになるので、すぐに乾くここは最高です。十数年前に建てた自宅にも欲しかった」。

写真右は事務室として用意したスペースだが、ほとんどの作業はフロントで済むため、現在はペットシーツなどの物置と着換え場所として活用している。「扉のない収納棚が便利です」。

アイデアを盛り込んだ思い通りのお店づくり

安全性にも十分配慮しました。ブルーの壁紙は藤岡さんの好みの色ですが、ワンちゃんの体がはっきり見えるようにと犬の毛色になじまない色を選んでいます。照明の数が多いのもカットの手元を十分に照らすため。光の色によって毛色の見え方がちがってくるので、蛍光色と昼白色の2色を交互に配置するという工夫もあります。

ベースとなる仕様は横尾建設の一般住宅と同じものですが、社長やコーディネーターの山口さんと相談しながらトリマーならではのアイデアを盛り込みました。「土地の問題やいろいろ要望もあって他の会社さんには断られました。引き受けてくださったのは横尾さんだけ」と藤岡さん。

イメージを具体的に伝えられず、現場で実物を見ながら調整することも多くあった。「納得のいくまで打ち合わせしてくださったおかげで、思い通りの店になりました」と感謝を表します。

開業の発端は、勤務先の院長先生から「病院を畳んだときのことも考えておきなさい」と言われたことでした。藤岡さんは新しい職場を探すよりも「帰れる場所が欲しい」と独立を選びました。家から近い土地にこだわったのも家族との時間を大切にしたいという思いがあったから。

「今は、長女が家から自転車をこいで〝ママ~〟とお店を覗きにきます。ジュースを飲んで、カットしているのを眺めて、飽きたら〝バイバイ〟って。これって理想。今、私はノンストレスです」。

間取りでは、エントランスからトリミングルームの入口まで、犬がスムーズに移動できる動線を重視した。「寄り道するとおしっこをしちゃうので。この動線の周りにはあまり物を置かないようにしています」。床も無垢そっくりのクッションフロアで対策ずみ。

待合室にはお客様からいただいた開店祝いのお花や雑貨がいっぱい。ナチュラルカントリー風のぬくもりのある空間をイメージして、照明なども人気ブランドのかわいいアイテムでそろえた。受付カウンターは、トイレ側通路から犬が入り込むのを防ぐために壁で囲った。レンガ調の壁材は外壁材と同じ物を使用。

“肉球の窓”から光が差し込む吹き抜けの待合室。お気に入りの雑貨棚は造り付けで、棚板の間隔や組合せ方など現場で試行錯誤しながら完成させた。(写真右)

清潔でシンプルにまとめたトイレと洗面所。照明をつけると照明のガラス球のひび割れ模様が美しく天井に映る。(写真左)

プラスアドバイス

飼い主さんも安心様子がわかる4つの縦窓
飼い主さんからトリミング中の様子がわかるように4つの窓を付けました。全面ガラスだとかえって落ち着かないので、あえてこの大きさです。基本的には待合室で待っていただいていますが、体の弱い子などは安心させるために飼い主さんになでてもらいながら作業することもあります。(藤岡さん)

「いろいろ課題があっても、なんとか建てられるようにと一緒に考えてくれました。社長さん、ありがとう!」と歓喜する藤岡さんにコーディネーターの山口さん(右)も思わず笑顔。

紹介したお家の基本情報

構造:木造
延べ床面積:46.52㎡
階数:1階

工務店情報

会社名:子育て安心住まい上越 横尾建設工業株式会社
所在地:新潟県上越市北城町1-10-10 保倉ビルB・C
連絡先:0120-998-450 
FAX:025-522-4503
http://www.yoko-kensetsu.com/
メール:info@yoko-kensetsu.com

間取り

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