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【家づくり成功マニュアル】
「完成見学会」で住宅会社を見極める

家づくりを託す住宅会社選びのきっかけを「見学会」と答える方は、本誌の取材でお会いしたお施主さんにも多く見られます。見学会は、自分の家づくりの参考に見に行くだけではなさそうですね。でも、見学会で住宅会社の良し悪しはどうやって判断するのでしょう? どこに注意して、何を見ればいいの? 本当にためになる見学会の活用方法とは? 北海道の工務店、来夢ハウスの見学会を取材してきました。

取材・文◎板谷 智

写真◎野村雄治

2018.08.24/イエマド編集部

売り込みをする見学会はNG

完成見学会は、モデルハウスなどではなくお施主様が実際に生活されるお宅を拝見することで、〝自分たちが建てようとする家を具体的にイメージしたり、写真や図面だけではわからないところを確認する〟だけでなく〝住宅会社の態度や対応から家づくりを任せても大丈夫かどうかをチェックする〟などの目的があります。

 

住宅会社にしてみれば、家づくりを検討している方が来られるため「ぜひうちで」と売り込みたくなるもの。しかし、来夢ハウスの辻 秀明社長は「売り込みはしません」とキッパリ。

 

「まずは来ていただいた方の気持ちをほぐし、見やすく居心地のいい環境をつくります。基本的にはお客様の家づくりに対する不安や疑問を解消するのが我々の仕事ですが、初対面で〝何がお困りですか?”と聞かれてもなかなか話せないでしょう? ご自分のペースで見て回れて、必要な情報が得られればいいと思います」。

 

どうやら見学会にも見に行きやすい見学会とそうでないところがあるようです。洋服を見に行ったとき、店員が「どんなものをお探しですか?」と寄って来ると店を出たくなるのと同じかもしれません。居心地のいい見学会をする住宅会社は、お客様の気持ちに寄り添ってくれるところと言えそうです。

見学会に自分の家が使われるのを嫌がるお施主様もいるのでは?とうかがうと「断られることはほとんどありません。お施主様自身も見学会を見て学んで来られたから、必要性を分かってくれています」と辻社長。

スタッフも笑顔いっぱい。助っ人にきている職人さんたちの表情にも笑顔があふれている。

車でお越しのお客様には、希望があればなんと窓拭きサービスも。帰るときには窓がキレイに!

「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」

来夢ハウスの見学会では、スタッフが「こんにちは」とお出迎えしてくれます。でも、なぜ「いらっしゃいませ」ではなくて「こんにちは」?

 

辻社長は「“いらっしゃいませ”って、お店に入るときに言われる言葉だから何か売りつけられそうでしょ? ただ見ていってくださいっていう意味で“こんにちは”と言っています。その方が入って来やすいでしょ?」 。細かな気づかいで住宅会社の姿勢がわかります。

完成見学会のチェックポイント

・見学会でお借りしているお宅を住宅会社が大切にあつかっているか見よう!

・間取り図と実物を見比べ、スケール感を実感しよう!

・パネルやポップを読んで勉強しよう!

・スタッフの方と話して気持ちいい時間が過ごせたか、振り返ってみよう!

・OBさんが来ているかどうか確認しよう!

まずは受付での対応をチェック

来夢ハウスの見学会では、受付で手袋が渡されます。これは来訪者が家を汚してしまわないようにするためと構造見学会などで柱や構造材に触れたときに怪我などされないようにするため。

 

家をお借りするお施主様への配慮であるとともに、見学される方の気づかいを軽減し、ゆったり見学してもらうための心づかいです。住宅会社の細やかな姿勢がうかがえます。

 

受付では名前や住所を書いてもらいますが、中には「なんで個人情報を提供しなきゃいけないんだ」と嫌がる人もいます。そのとき受付担当者は「お客様が実際にお住まいになるお宅を見せていただくので、みなさまに記入をお願いしております」とていねいに対応。

 

それでも書かずに帰られる方もいらっしゃるそうですが、実際にお施主様が暮らす場所なので防犯に配慮するのは当然。受付がしっかりしていない見学会はかえって危険です。

受付の近くには、屋台や遊戯施設も。まるでお祭りにでも来たかのよう。

私たちが受付でガードします!ちゃんと子供用の手袋もある。

図面で大きさを実感しよう

見学会にはその家の間取り図が置いてあるはずです。それを確認しながら見学すると、図面で見た印象と実際の広さの違いを実感できます。また、階段や収納が図面でどう書かれているかも、実物と照らし合わせると理解しやすく、我が家の間取り図をもらったときに実物を想像しやすくなります。

間取り図を確認しよう。わからないところはスタッフに声をかけて。

「初めて来てくださるお客様も多いので、第一印象はやっぱり大事にします。見学会の日は終わってから反省会です。翌日の見学会には即反映させます」と高橋徳子常務。この柔軟な対応が居心地のいい見学会をつくっている。

説明を聞きたいと思っても、スタッフが他のお客様の相手をしていると気が引けてしまう。来夢ハウスは社員総出で見学会に臨むのでスタッフの人数が多い。じっくり話したいお客様にも対応できる環境をつくっている。

何を聞くかのヒントはパネルに

見学会は住宅会社の人と直接話ができるチャンス。でも、初めての人は何を聞けばいいのかもわからないし、初対面では緊張してしまいそう。そんな人は会場内に設置されているパネルやポップを見てみましょう。

 

最近はどの住宅会社もパネル展示に力を入れていますが、来夢ハウスでは書道五段の中山さんが手書きされているのだとか。実に読みやすく目を引きます。パネルを読んで帰るだけでも知識が身に付くはず。これならスタッフと話すのが苦手という人でもしっかり情報が得られるでしょう。

 

「みなさんが不安や疑問に思うことをあらかじめパネルに書いてあります。でも、詳しい説明がないことも。もっと知りたいと思えば、スタッフに声をかけ、しっかりした説明を求めてください。そうして話すうちに自然と別の疑問点やほかの話もしやすくなります」と辻社長は言います。

【ポップ】

【パネル】 書道五段の中山さん。手描きのポップはほとんど彼女の力作

他の見学会も見ていただきたい

「当社の見学会は比較見学会です」と言うのは辻社長のご子息、辻 将大部長。「他社の見学会と比較する基準をつくって欲しいのです。どんな材料使って、どんな工法でつくっているのか、すべてオープンにしています」。比べてこそ良い見学会もわかります。

 

お客様に喜んでもらうために家づくりもイベントも一生懸命やって、当社のいいところをいっぱい知ってもらって好きになってもらうことが一番なんですよ。予算をかけて戦隊ヒーローを呼んだりする見学会もありますが、結局その費用はお客様の支払いに組み込まれます。

 

当社ではすべてお手製。今回はみたらし団子を焼いていますが、これでお客様とふれあうきっかけになればいいなと。住宅会社を好きになれるかどうかも、住宅会社を選ぶ大切なポイントです。

今回のメニューを決めたのは辻部長。タレは女性スタッフの手づくり。「ニオイや見た目が五感に訴えますよね」と初の試みに自信たっぷり。(写真左)

 

OBさんが多数参加のお施主様限定「大感謝祭」の様子もパネルで展示。大盛況ぶりがうかがえる。(写真左)

OBさんが来る理由とは?

来夢ハウスではOBの参加者に「応援団」と書かれたネームプレートを下げていただいています。「ここへ来ればタダで3時間くらい遊べておいしいものも食べられるから」と辻社長は笑いますが、OBさんが多数来られる理由はそれだけではありません。

 

「他の方の家のつくりが見たいということもあるし、スタッフの方や他のOBさんと会えるのも楽しいので、タイミングが合えば来ています。OB会もあり、ずっとお付き合いが続いています」とはお話をうかがったOBさんの言葉。

 

OBが集うということは、建築後も良好な関係が築かれていて、安心できる住宅会社のバロメーター。また、OBさん同士の話、OBさんと住宅会社の方の話に聞き耳を立てると思わぬ情報が聞けることもあります。

キッズコーナーがあると子連れでも安心して見学会に参加できる。

お客様が帰られるときは社員一同でお見送り。姿が見えなくなるまでキッチリ頭を下げるところまで徹底している。

講師の会社をご紹介

来夢ハウス 辻木材株式会社

代表取締役社長

辻 秀明さん

 

大正9年創業の老舗材木屋の3代目として資材販売を行っていたが、お客様の「家」に対する真剣な思いと喜びに魅せられ、平成16年「来夢ハウス」をスタート。以来、お客様が人生の夢を叶え、幸せに暮らすための家づくりを行っている。

 

また同時に、安全安心な資金計画を組むために無料の「住宅ローンセミナー」や、家づくりの悩み・不安を解消する「家づくり勉強会」なども毎月開催。アドバイスとエールを送っている。

家づくりのポリシー

私たちは家を売りません! 「家づくりをお手伝い」する会社です。ライフプランの作成で人生の収支計画を立て、安心安全な計画での家づくりこそ家族が仲良く幸せに暮らす家づくりなのです。

 

毎月の見学会で実際に生活する家をご覧いただきながら、広さや使い勝手を体験し、考えていただき、家づくりの知識を一つでも多く得ていただければと思っています。最近では夫婦共働きで家を建てられる方も多くなっていますので、間取りの面でも、いかに家事を効率的に行えるか、収納できる場所をつくるか。このことを常に考えています。

 

住んでからも快適で、なおかつ家族との時間をなるべく長く過ごせるような提案をさせていただいております。お客様が人生を私たちに託してくださる喜びと重い責任とを受け止め、プロとしての良いアドバイスができるよう、社員全員、全力投球で頑張っています。

工務店情報

来夢ハウス 辻木材株式会社

北海道北斗市七重浜8-9-12

0120-36-1370

[FAX] 0138-49-6031

[URL] http://www.lime-h.co.jp

[メール]lime-h-1@sea.ncv.ne.jp

家づくりの特徴

[工法] 木造在来軸組工法、

ダイライト併用、省令準耐火構造、

改正省エネ基準全棟適合、

認定低炭素住宅全棟標準仕様にて適合

[金額]1421万円~1800万円(税込)

[保証・保険]ジャパンホームシールド

  SBI少額短期保険   ハウスプラス住宅保証 (株)

[アフター点検]1年、2年、5年、10年