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【イエマドα資金計画特集STEP1】
失敗しない新築マイホームのお金のはなし

「家づくりで何が一番心配か?」と言えば、それはもちろんお金のこと。「新築マイホームに憧れるけれど、お金はきちんと払えるのかしら…?」と不安になりますよね。でもご安心を!安全・確実の資金計画さえ立てておけば大丈夫。一緒に資金計画の立て方を勉強しましょう。 
2018.08.10/イエマド編集部

STEP1 「家の値段」を知っていますか?

今回は、住宅ローンで失敗しないための資金計画の立て方第1ステップの「家の値段を知っていますか?」について詳しく解説していきます。

「家の値段といったら、坪単価×坪数でしょ?」…なんて言っているあなた、これだと資金計画の一歩目からつまずいてしまいますよ。

それに一棟〇千万円と言われても、それが高いか安いか「適正価格」なのかもわかりません。まずは家の値段の仕組みを知りましょう!

チラシに書いてある値段では残念ながら家は建たない

モノに値段があるように、当然ながら家にも値段があります。でも日頃の買い物、つまり食料や服を買う場合なら、「この値段はモノの良し悪しに見合うかな?」といったことが経験上わかりますが、こと家となるとそうはいきません。

なぜでしょう? それは、家を建てるのは誰もがほぼ一生に一度。最初で最後の買い物だからです。一度きりの買い物で、それが適正な値段かどうかなんて、なかなか見極められるものではありません。まずは家の値段の見方を身につけましょう。

新聞に折り込まれたり、ポストに投げ込まれたりする住宅会社のチラシ。そこには「坪27・5万円~」などのように坪単価がよく書いてあります。単純に「坪単価×坪数=家の値段」で家が建つのなら「思ったよりも家って安いのね」という印象を持たれるかもしれません。

ところが、残念ながら「家の値段=坪単価×坪数」ではないのです。「坪単価×坪数」は大抵、建物の「標準仕様」の部分だけの値段。ほかに「オプション」部分の費用などがいろいろとかかります。

しかも、この標準仕様は、どこからどこまでを指すのかは住宅会社によってさまざま。明確な規定はありません。

「ぜいたくや装飾はそぎ落としてあるけれど、ごく普通に住める家」を標準仕様としている会社もあれば、「雨露をしのげる」と大差ないレベルのものを標準仕様としている会社も中にはあるのです。

つまりそういう会社は、家をできるだけ安く見せるための「見せ餌」として坪単価を用いることが多く、気をつけないと大変なことになってしまいます。

建物本体の工事のほかに「+」される費用がたくさん

家を建て、住めるような状態にするためには、「坪単価×坪数」の金額以外にも、さまざまな費用がかかります。

詳しく解説すると…

①オプション費用:約200~500万円

住宅会社がそれぞれに定める標準仕様以上にグレードを上げたり、プラスしたりするものを「オプション」と呼びます。

チラシなどに載っている坪単価には、このオプション費用は含まれていないことが多く、
注意が必要です。

また、どこまでが標準仕様でどこからがオプションなのかも各会社に委ねられているため、一律ではありません。

②仮設工事:約25万円

工事に必要な電気、水道、トイレ、足場などの仮設費用です。

③諸経費:約50万円

住宅会社によって「諸経費」「管理経費」など名目は様々です。うやむやにせず内訳を尋ね、必要・妥当な経費なのか確認しましょう。

④確認申請許可費用など:約80万円

設計が建築基準法に合致しているかを、役所や民間指定期間に審査してもらいます。そのほか、建築中の事故や火災に備えての保険代、地鎮祭や上棟式の費用などもかかります。

⑤庭・外構:数十万円

塀、玄関ポーチ駐車場など、いわゆるエクステリアと呼ばれる部分の工事費用です。

⑥地盤調査・改良費:数十~数百万円

表面から見ただけではわからないのが土地です。家を建てるに足る堅固な地盤かを確認し、悪い場合には改良する必要があります。

⑦カーテン・照明:約25万円
 
どちらも住むためには必要不可欠です。必要数とグレードによって大幅に費用が変わります。エアコンなども同様です。

このように、結果として標準仕様の金額に数百万円をプラスしないといけないのが一般的な家の値段です。

家づくりに必要な3つの費用

また、家づくり全体の費用は「3つの費用」から成り立っているということも覚えておいてください。

3つの費用をご説明すると…

①本体工事費
建物そのものをつくるための費用。

②付帯工事費
水道・ガスといった付帯的な工事や、土地の地盤改良など家づくりの準備にまつわる費用。

③諸費用
建築中の各種保険費用や、住宅ローンを借りる手数料といった費用。

この3つが、上から7:2:1程度の内訳バランスで家の値段を構成していることもあわせて覚えておきましょう。ただし、これには土地の費用は含んでいないのでご注意を。

いかがでしたか?

「坪単価×坪数では家を建てることはできず、他にも様々な費用が必要なんだ!」ということがわかった皆様は失敗しない資金計画への第一歩を着実に踏み出していますよ!
 
次回はいよいよ「なんだか恐いな~」と思われがちな住宅ローンについてのお話です。

皆様の不安を解消できるようやさしく、分かりやすく解説させていただきます。資金計画の立て方を学んで、理想の家を建てましょう!

構成・文◎鈴木キャシー裕子
イラスト◎エダりつこ